世界ふしぎ発見【未来へつなぐ新ノアの箱舟計画】が1月19日に放送!
旧約聖書の『創世記』に登場する伝説のノアの箱舟が現代に復活して、人類を守る驚きの極秘計画とは?
新ノアの箱舟計画とはどういったものなのか?そもそもノアの箱舟とはなんなのか?まとめてみました。
Contents
新ノアの箱舟計画
今回、世界ふしぎ発見で紹介される「新ノアの箱舟計画」とは、2018年4月24日付の学術誌「米国科学アカデミー紀要」で発表された【Earth BioGenome Project(地球バイオゲノムプロジェクト)】の事である。
Earth BioGenome Project(地球バイオゲノムプロジェクト)とは?
地球バイオゲノムプロジェクトとは、米国立自然史博物館のジョン・クレス氏を中心とした世界中の科学者24人が連盟で発表した。
地球バイオゲノムプロジェクトとは生物多様性への理解と資源の保護を目的に、世界中の真核生物の※ゲノム情報のオープンなデータベースを作成するというもの。
発表された声明によると、地球バイオゲノムプロジェクトは「健康や環境、経済、社会問題に革新的な解決策をもたらす可能性をもつ新たな科学的基盤を築く」とされている。
※ゲノム:ある生物を形作るために必要な遺伝子の全体。
The Earth BioGenome Project aims to create a “Digital Library of Life” that contains the genetic blueprint of every plant, animal and fungus known to science. https://t.co/cfuxFM9jcV
— NBC Nightly News with Lester Holt (@NBCNightlyNews) 2018年6月15日
現在の地球バイオゲノムプロジェクトの進行状況
150万種の生物のカタログ作成には、約10年の期間、47億ドル(約5100億円)の費用がかかり、総データ量は200ペタバイト以上にのぼるとの見積もり。
現時点でゲノム情報が解読された生物は、たった0.2%に過ぎないようです。
地球バイオゲノムプロジェクトの進展には世界中の大学や研究所、研究者や学生の協力が必要になる。
そのデータベースは広く公開され、医学、生物学、農学などに役立つことになるでしょう。
地球バイオゲノムプロジェクトを支える遺伝子解読技術の進歩
以前はヒトゲノムプロジェクト(人間の全塩基配列の解読)には15年の年月と約30億ドル(約3200億円)が必要でした。しかし、現在は技術の進歩により1人の解読が約1000ドル(約11万円)でできるようになった事で、地球バイオプロジェクトが大きく前進することができるようになっているのです。
地球バイオゲノムプロジェクトで期待出来る事
地球バイオゲノムプロジェクトでは未知の生物の発見が期待されています。
地球には最大1500万種の未知の種が存在すると考えられています。その多くは小さな虫や昆虫、海の小さな生物である。既知の種の全てのゲノム解析をすれば、未知の種の80~90%を発見できる可能性があるそうです。
80~90%ってとんでもない数の未知の生物が発見される事になりますよね!これって新種を研究する事で、今まで治す方法がなかった病気を治せるような発見に繋がるかもしれません!!
新ノアの箱舟はどこにある?
ノルウェー領ズヴァールバル諸島最大の島「スピッツベルゲン島」にあり、そこにある「スヴァールバル世界種子貯蔵庫」のことを「新ノアの箱舟」と呼んでいます。
正式名称は「あらゆる危機に耐えうるように設計された終末の日に備える北極種子貯蔵庫」で、なんか聞くだけで、いつか地球が無くなるのかなって不安になる名称ですね。
ズヴァールバル世界種子貯蔵庫の役割
ベント・スコウマンという人が提唱し、2008年2月26日にビル・ゲイツ主導のもと、地球上の種子を冷凍保存する世界最大の施設が操業を開始しました。
この施設は、今後予想される大規模な自然災害や気候変動、植物の病気の蔓延、核戦争などに備えて農作物種の絶滅防止や、地域的絶滅があった時に栽培再開ができるように提供する事を目的としています。
ノルウェーの「スヴァールバル世界種子貯蔵庫」で、初めての「種子引き出し」が請求された。シリア内戦により、同地域の種子バンクでの種子栽培が行えなくなったためだ。<アーカイヴ記事> https://t.co/QN6067P3UW
— WIRED.jp (@wired_jp) 2018年10月31日
伝説のノアの箱舟とは?
ノアの箱舟は、旧約聖書の『創世記』の6章~9章に登場。
ノアの箱舟は、堕落した人々に怒った神が地球上すべての生命を一掃するために起こした大洪水から、ノアとノアの家族、全ての生物種を代表する生物を救うための舟だったのです。
ただ、これは伝説であり、現在もノアの箱舟を探している人達がいるそうですが、存在を証明する物は発見されていないようです。
大洪水が起こった証拠の記録も残っていないようです。
ただし、紀元前2400年頃に起きた出来事と推測される為、証拠なんかなくても信じるか信じないかはあなた次第です!
ノアの箱舟をもっと知りたい方へオススメの本と映画
ノアの箱舟の真実 「大洪水伝説」をさかのぼる [ アーヴィング・フィンケル ]
新ノアの箱舟計画のまとめ
現代は地球上で大量絶滅期とも言われているそうです。
西暦1500年から現在までに約320種の脊椎動物が絶滅。各生物種も平均25%減少したそうです。かつて大洪水からノアとその家族、全ての生物種の代表する生物を救ったノアの箱舟のように、現在の全ての生物を救う為に地球バイオプロジェクトが始動したのだ。
それが地球バイオプロジェクトが『新ノアの箱舟計画』と言われる所以です。
おわりに
今普通に生活しているだけでも、地球がおかしいって感じませんか?
私が生きてる間は地球はまだ大丈夫かもしれないけど、子供や、その更に下のこれから生まれる世代の子供たちが安心して暮らせる地球であってほしい!このプロジェクトも成功して欲しいけど、1人1人が環境の事を少しでも考えてできる事をしていくべきだと、記事を書きながら考えさせられました。
以上、世界ふしぎ発見【未来へつなぐ新ノアの箱舟計画】のまとめでした。